資産課税では令和6年度の評価替えに対応する土地の固定資産税負担調整措置が主要項目です。評価額の変動を毎年の税額へどう反映するかを確認する必要があります。
この記事は2023-12-14に公表された令和6年度の与党税制改正大綱をもとに、資産課税(相続税等)の主な変更を整理したものです。大綱は改正の方針であり、その後の法案成立や施行とは段階が異なります。与党の公表資料で当時の内容を確認できます。
土地固定資産税の負担調整を継続
変更点を読むときは、対象となる人・会社・取引と、何が変わるかを先に整理すると分かりやすくなります。新設、延長、要件変更、検討事項を同じ扱いにしないことがポイントです。
制度の対象と変更点
宅地等や農地の現行の負担調整の仕組みを令和6年度から令和8年度まで継続する方針です。商業地等の条例減額や税負担急増土地への措置も含め、自治体の制度との関係を確認します。
併せて押さえたい仕組み
評価の据置年度でも、価格下落を簡易な方法で反映できる仕組みを継続します。固定資産税は建物の新築特例や用途別の扱い等もあるため、土地と建物の税額を分けて比較することが重要です。
| 確認する順序 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1.主な変更 | 土地固定資産税の負担調整を継続 |
| 2.対象の判定 | 本人・家族・会社の区分、対象財産や取引、所得や金額の条件 |
| 3.時期の判定 | 生前贈与加算の7年化は令和5年度改正によるものです。令和6年の適用開始と本年度改正を区別します。 |
| 4.記録と申請 | 取得・支払・贈与等の事実を示す資料と、制度ごとの申告・届出 |
自分への影響を具体例で確かめる
制度名が似ていても、誰が何をしたかによって適用関係は変わります。次の例のように、自分の事実を制度の条件へ一つずつ対応させると、次に調べる点が明確になります。
判断の例
自宅と事業所の土地を持つ人は、同じ市町村でも住宅用地と商業地で課税標準の計算が違います。評価額が上がった割合だけ税額も上がると推測せず、通知書の負担水準を確かめましょう。
準備する情報と確認先
- 事実と日付をそろえる。金額だけでなく、契約、取得、支払、贈与などがいつ行われたかを記録します。複数の年度にまたがる場合は一覧にし、対象期間に入るかを判定します。
- 必要な手続きを確かめる。申告や届出、認定を要する特例は、対象条件を満たしていても手続きの確認が必要です。原本の注記と、申告先・金融機関・認定窓口が案内する書類を対応させます。
- 他の制度との関係を確認する。別の特例との選択、併用、控除上限などがある場合、制度を一つずつ計算してから比較します。名称だけから同時に使えると推測しないことが重要です。
改正年度と適用時期を区別する
「令和6年度の改正」は、すべての変更がその年の1月や4月から適用されるという意味ではありません。公表、法改正、施行、適用の順に確認すると、過去の資料を誤って現在の取引に使うことを防げます。
見落としやすい点
生前贈与加算の7年化は令和5年度改正によるものです。令和6年の適用開始と本年度改正を区別します。
実際の申告では、対象となる年分・開始事業年度等の法令と、その後の改正を照合してください。まず当時の変更内容を理解し、次に自分の対象時期を確かめる順序で進めると、必要な資料と手続きを整理できます。







